ソニーグループは4日、ホンダとの共同出資会社ソニー・ホンダモビリティ(東京)が開発した電気自動車(EV)の試作車を公開した。米ラスベガスで5日に始まった世界最大級の家電IT見本市「CES」で公開されるが、同見本市で展示されているのは、EVだけではない。仰天のガジェットもあるのだ。

 まず、驚かされるのが台湾のクワンタム・ミュージック社の「Q―Bear」。何とこれは“赤ちゃんの泣き声翻訳機”だ。軟らかいシリコンで覆われたデバイスで、ベビーベッドやベビーカーなどにぶら下げることができる。AI技術を活用して、赤ちゃんの泣き声を分析し、10秒以内に“おっぱいが飲みたい”“おむつが汚れた”“眠い”“気持ちよくなりたい”という4つのニーズのどれを求めているのかを特定し、保護者に通知する。眠気については、子守歌や子宮音を自動的に再生する。ほかにも室内の温度や湿度の測定値の異常、尿の回数の異常なども検知できる。赤ちゃんの要望についての正答率は95%だそうだ。

 オランダのワン・サード社の「フルーツ・スキャナー」は“アボカド成熟度チェッカー”だ。アボカドは当たり外れが見分けにくい。買ってきて切ってから、中身が硬すぎたり、黒ずんだりしていたことが分かる。このスキャナーは近赤外線レーザーを使用することで、果物が十分に熟しているかどうかを確認できるという。アボカド以外にも使用でき、生産者や販売者用、消費者用の2タイプがある。成熟度が測定できるということは、食べごろだけでなく、賞味期限も設定しやすくなる。これを活用すれば、食品廃棄物を最大25%削減できるそうだ。

 ほかにもフランスのスカイテッド社の「スカイテッド・マスク」は口元に装着すれば、話し声の80%が吸収されるという。逆に外部ノイズは完全にカットできる。つまり、電車や公共の場でも、誰にも話した内容を聞かれずに、電話やオンライン会議をすることができるという。テクノロジーの進歩はすさまじい。