28日に行われた〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」では、2選手が格闘技イベント「RIZIN」への宣戦布告と参戦ラブコールを送った。

 1人目は元K―1WORLD GPスーパーウェルター級王者の木村〝フィリップ〟ミノル(29=ブラジル)だ。矢地祐介とのミックス戦に臨むとキックルールの1ラウンド(R)1分6秒でKO勝ちして「これからも〝名前狩り〟していきたい。(今後は)もうちょっとRIZINの選手の名前を揃えたいです」。さらに「大みそかも一応空いてるんで…」と「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)へのスクランブル出撃も辞さない構えを見せた。

 これにRIZIN関係者は「昨日の勝利で木村選手の価値は爆上がりしているので、RIZINとしてもぜひ…、というところです。それにわれわれは木村選手をもともとRIZINファイターだと思っていますから」と歓迎の姿勢を見せる。木村はK―1所属時代の2016年9月にRIZINへ初参戦しチャールズ・〝クレイジー・ホース〟・ベネットと対戦。KO負けを喫し同年大みそかの再戦が決まったが、ベネットのビザのトラブルでキャンセルされ、以降の参戦はなかった。

 それだけに、今回のアピールに別の関係者も「お帰りなさいって感じですよ」と声を大にする。木村の70キロ周辺には大原樹理やルイス・グスタボ、〝ブラックパンサー〟ベイノアといった打撃を得意とする選手が多いことを挙げて「木村選手が入ってきたら競争がさらに激化して面白くなるでしょう」と分析。木村は大みそか参戦も口にしたが「来ていただくのは問題ない。〝席〟はありますし」と意味深な言葉も…。平本蓮のスタンディングバウト特別ルールの相手の「X」…というわけではないだろうが、まさかの登場はあるか。

 もう一人はシビサイ頌真を1R2分20秒でKOし、45歳にしてなお健在ぶりを見せつけたジョシュ・バーネットだ。試合後には「日本の格闘技、選手はかかってこい。DEEP、RIZIN、新日本プロレス、ノア!」と宣戦布告した。これにRIZIN関係者は「あれ、出たい順で言ったんすよね。だから第一希望はDEEPさんなんじゃないですか? だからぜひDEEPさんの方で…」と冗談めかす。だが続いて「ジョシュと2~3世代若い選手との絡みは見てみたい。ピンポイントで言うとスダリオ剛になりますね」と続ける。

 国内のヘビー級でトップレベルにいるシビサイを全く寄せ付けなかったバーネットだけに、現時点ではスダリオが挑んだところで厳しい戦いになると予想される。それでも「今のスダリオの成長スピードを見れば近いうちに対角に立てるレベルにはなると思う。グラウンド技術のレベルを試す機会にもなるでしょう」とスダリオの進化次第で試合をオファーする可能性があるとした。

 果たして2人のRIZIN参戦はあるのか。今後の動向に注目だ。