元KGBの敏腕女性スパイは「誰でも誘惑できる」と断言する。さらにウクライナ侵攻について「国としてのウクライナは存在しなくなる」と分析した。26日までに英紙デイリー・スターが報じた。

 アリーア・ローザは元KGBスパイで、現在は米在住でモデルとして活動。また、ビバリーヒルズでKGB仕込みの〝男性誘惑テクニック教室〟「ハニートラップ・トレーニング」を開催している。ローザは「KGB式のハニートラップで誘惑できない相手はいない。現在、私と同じ訓練を受けたロシアの男女のエージェントがイギリスとアメリカ中に散らばっています」と語る。

「エージェントは、アメリカやイギリスなど、さまざまな国に住んでいますが、彼らは一般人のようです。時には、男性と女性の2人のエージェントが…偽装結婚し、子供をもうけてまで普通の家族を演じていることがあります。でも、彼らは二重生活を送っているんです。世界の裏で何が起こっているのかを知っている。情報を得ることが仕事ですから」とローザ。スパイ活動は「007」のジェームズ・ボンドのように派手なアクションをするわけではない。現実のスパイは、非常に静かなものだという。

 さらにローザはプーチン大統領の国民人気についてこう話す。

「プーチン大統領の夢はすべての旧ソ連諸国を旧ソ連のようなブロックにまとめることです。そのため、プーチンはKGB式の人心掌握術を悪用し、心理的トリックで国民の信頼を勝ち取っています。上半身裸で乗馬したり、釣りをしたり。戦闘機を操縦したり、潜水艇で沈没船を調査したり。これらのプロパガンダで、ロシア女性は『彼はとてもセクシーだ』と言い、男性は『私はこの男が好きだ、彼は肝が据わっている』と言い、プーチンが〝完璧なジェームズ・ボンド〟のように見えているんです。国民をハニートラップにかけているんです」(同)

 さらにウクライナ侵攻について分析した。「ロシアはウクライナに侵攻するのに十分な力を持っています。今、プーチンは中国、インド、その他のアジア諸国と同盟を結び、アメリカとヨーロッパにとって危険な巨大な力を生み出しています。実際、ヨーロッパ諸国は現在、ウクライナからの難民の数が非常に高くつくため、大きな問題を抱えています」

 ローザが言っていることはテレビを見ての単なる意見ではなく、ロシアとウクライナの情報源からの分析だという。

「多くの国が戦争から経済的利益を得ており、戦争の継続を望んでいるため、戦争はおそらくあと2年続くでしょう。西側の制裁がロシア経済に破壊的な影響を与えているといわれています。しかし、闇市場は旧ソ連ブロック全体で常に非常に活発であったため、経済制裁は効いていないんです。例えば、アイフォーンや高級車のような欧米製品は西側より安い」

 そして、ローザは「国としてのウクライナはもう存在しなくなります。現在のウクライナの多くがロシアの手に渡り、ウクライナの半分がヨーロッパに吸収されるでしょう。ヨーロッパ人になりたかったウクライナ人はヨーロッパ各国に併合されることを受け入れ、プーチンはドンバス、クリミア、ドネツクを支配します。そんな落としどころは分かっているのに、非常に多くの人が死ななければならないのは、ただ悲しいことです」と締めくくった。