2022年はネス湖のネッシーの公式目撃情報が昨年に比べ半減した。英紙ミラーが22日までに報じた。
ネッシー目撃情報とは、目撃者による映像、画像などを「ネッシー公式ファンクラブ」が〝これはネッシーっぽいじゃん〟と認定することで、公式記録として登録される。22年の〝公認ネッシー〟はわずか7件。21年は16件だった。
近年、ネス湖で環境DNA調査が行われ、古代のプレシオサウルスのような海生爬虫類のこん跡が皆無だと発表され、「オオウナギだらけ」と発表され、ネッシーの存在がかなり否定的となった。目撃情報の半減は、もうネッシーを信じる人がいなくなり、公式ファンクラブに認定を申請しなくなったからだろうか。そうではなく、認定基準が厳しくなったからだという。
そもそも申請の基準から厳しくなった。ネス湖には、世界のネッシーファンに向けて、ライブ映像を24時間映し続けるウェブカメラが設置されている。そこからの目撃申請が21年は10件だったのに、今年は1件だけだった。昨年までは湖面の影や水面下の影のちらつきのスクリーンショットでも申請できたが、今年はそのようなものは却下されるように基準変更になった。しっかりと説明のつかない動く物体でなければ申請さえも受け付けなくなったのだ。
公式ファンクラブの記録係でネッシー研究家のゲーリー・キャンベル氏は「今年は目撃例自体は多い年でした。ただ、映像に収められていなかった。ウェブカメラのオペレーターが目撃情報の申請基準をより厳しくしたため、申請が少なく、それにより公式記録として登録されたものが少なかった。ネッシーは消えていません」と語る。
今後は目撃情報が増えると考えられている。ネス湖に沿って、24時間ライブ映像を映し続けるウェブカメラが5個追加されたからだ。365日、世界の〝アームチェア・ネッシー・ハンター〟がネッシー観察できる。これは別にネッシー専用ではない。世界中の人々に移り変わる季節を通してネス湖を眺め、美しい景色と豊富な野生生物を垣間見てもらおうという地元の好意だ。
検索サイト・グーグルによると、「ネス湖の怪物」という検索が毎月約20万回あり、ネス湖近くの飲食・宿泊情報についての検索は約約12万回あるという。それによって観光客が訪れたり、ネッシーグッズがネットで売れたり、年間約48億円の経済効果があるという。
ちなみに最古のネッシー目撃令は565年、アイルランドのセント・コルンバ宣教師によるもの。この古い文献も含め、公式記録としては1154件が登録されている。












