ついに〝神の子〟の呪縛を解放するのか――。カタールW杯で決勝(18日=日本時間19日、対フランス)に進出したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35=パリ・サンジェルマン)が母国の英雄、故ディエゴ・マラドーナさんとの〝論争〟に決着をつける。
アルゼンチンでは、世界にその名を知らしめたマラドーナさんとメッシをめぐって「最大のスターは誰か」という議論が絶えず繰り広げられている。クラブレベルでは所属するスペイン1部バルセロナで数々のタイトルを獲得し、世界最優秀選手賞「バロンドール」を7度も受賞したメッシが大きくリード。しかし「代表では結果を出していない」として、アルゼンチン代表のエースとして1986年メキシコW杯を制したマラドーナさんを推す声も多かった。
実際、メッシは2005年に初代表に招集されて以降、21年の南米選手権を制するまで母国にタイトルをもたらせられなかったため、2人の支持率に大きな差はなかった。ところが、カタールW杯では好プレーを見せ、待望のファイナル進出。世界最高のトロフィーを手にするまで「あと1勝」に迫った。
英メディア「BBC」でコメンテーターを務める元イングランド代表DFリオ・ファーディナント氏は「(メッシにとって)今大会に向けて星が揃っている。マラドーナとメッシのどちらが最高かという質問をすると、人々は〝(メッシは)W杯で優勝していない〟と言う。今回はメッシの時が来るかもしれない」と主張した。
常にマラドーナさんと比較され続けてきたメッシが自身初、母国に36年ぶりのカップを持ち返り〝呪縛〟から解放される日は、近いのかもしれない。











