悲願の初Vはなるか。大相撲九州場所8日目(20日、福岡国際センター)、元大関の幕内高安(32=田子ノ浦)が小結霧馬山(26=陸奥)をすくい投げで破り、7勝目(1敗)。賜杯レースの先頭をキープした。取組後は「我慢して圧力をかけられた。慌てずに勝つことができた」と納得顔。後半戦へ向けて「精いっぱい取って千秋楽まで盛り上げたい」と意気込んだ。

 大関時代には賜杯を抱くことができずに陥落した。3月の春場所は優勝決定戦で関脇若隆景(荒汐)に敗れてV逸し、9月の秋場所も優勝次点どまり。一年納めの場所で〝三度目の正直〟のチャンスを迎えている。

 日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルに出演した鶴竜親方(元横綱)は「(今年の)最後に念願の…というのがあるかな。上位との対戦は終わっているし(今後は)下と当たる。(優勝を)変に意識しない限りは…」と高安の初優勝に期待を寄せていた。