東京地裁や高裁などが入る東京・霞が関の合同庁舎に爆破予告があったことを受けて14日、高裁や地裁の裁判期日に影響が出た。先週は隣の弁護士会館にも爆破予告があったばかり。何者の犯行なのか。
東京高裁によると、取り消しとなった裁判は高裁22件、地裁245件。正午から午後2時まで建物への立ち入りも禁止にした。この日、高裁で午後1時半から行われる予定だった、7月の参院選の「1票の格差」訴訟も午後3時半に変更。
担当弁護士は同日夕にあった司法記者クラブの会見で「(裁判所から)『爆破予告がありまして』と電話があり驚いた。爆破されたらどうするという話はしていません」と振り返った。
爆破がなかったとはいえ、人騒がせというだけでは済まない。弁護士会館の件では、入居する東京弁護士会の公式サイト経由で10日に爆破するとの予告があり、同日は一部臨時閉館に。東京弁護士会がある6階を爆破するという内容だったという。
弁護士会館で働いたことがある関係者は「弁護士や裁判所は恨みを買いやすい。『弁護士のせいで裁判に負けた』とか『裁判所の判決に納得がいかない』とかで苦情が来ることは日常茶飯事でした。高裁と弁護士会館への爆破予告が同一人物かは分からないということですが、恨みがあったのではないか」と指摘した。
同関係者によると、こんなこともあったという。
「古い話ですが、弁護士会館に法律相談に来た若い男性が、担当した弁護士の回答に納得いかなかったのか、突然バタフライナイフを取り出してチラつかせたこともありました。ネットが発達した今は、不満を抱いたらネットで爆破予告という形を取っているのかもしれません」
警視庁は今回の裁判所の件について、威力業務妨害の疑いを視野に捜査している。












