開通したばかりなのに…。JR九州は28日、「西九州新幹線の施設の複数箇所に高性能な爆弾を仕掛けた」などとするメールが長崎市や諫早市、佐賀県嬉野市などの沿線自治体に届いたことを受け、午後3時ごろから約1時間、運転を見合わせた。

 同社によると、上下計2本が運休したほか、上下計2本が最大25分遅延。約800人に影響した。在来線にも運休や遅れが生じたという。

 長崎市などによると、メールは28日未明に受信。爆破時間は同日の「午後3時34分」と書かれていた。JR九州は新幹線の全5駅や付近の在来線駅で乗客を退避させ、不審物がないかどうか点検。武雄市は武雄温泉駅の観光案内所や売店を一時閉鎖した。

 大事に至らなかったのは幸いだが、長崎県警によると、長崎市に届いたメールは過去、各地の小中学校の爆破を予告したメールと文面が似ているという。

 日本テレビ系「ミヤネ屋」では運転見合わせを速報で報じたが、お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーランは「ぜひ捜査で調べていただきたいのは、政治目的でやってるのかなと思うんですよね。特に9月28日(午後)3時34分っていう予告は、語呂合わせで『国は寂しい』とかになりますよね。もしかしたらそういうメッセージを込めてやってる可能性はあるかな」とキリの悪い爆破予告時間を深読みしていた。

 それにしても、西九州新幹線は何かと不運だ。

 本来は博多―長崎間を結ぶ予定が、佐賀県の反対で新鳥栖―武雄温泉間は未整備のまま。在来線特急「リレーかもめ」を乗り継ぐ形で、なんとか23日に武雄温泉―長崎間約66キロの部分開通にこぎつけたが、開業前の18、19日に予定されていた試乗会は、過去最強クラスで上陸した台風14号の影響で中止に。開業日の23日は航空自衛隊「ブルーインパルス」による祝賀飛行が行われるも、あいにくの天気だった。

 26日にはトラックによる踏切内での脱輪事故、27日には大雨が原因でリレーかもめが運休。西九州新幹線のかもめにも運休や遅延が発生した。さらに、今回は爆破予告…。普通に運行させてあげたいものだ。