四日市競輪のGⅢ「開設71周年記念 泗水杯争奪戦」は10日、幕を開ける。古性優作(31=大阪)、平原康多(40=埼玉)、守沢太志(37=秋田)、宿口陽一(38=埼玉)とS班は4人が参戦。中でも守沢はちょっとした野望を持って臨む。

 前回の10月前橋GⅠ寬仁親王牌では強烈にまくり上げたが惜しくも準V。「調子も良かったし(優勝まで)いけるか、と思ったけど甘くなかった。優勝って難しいですね」と笑いつつ振り返る中にも悔しさは受け取れた。ただ9日時点で賞金ランクは5位と、12月30日の平塚KEIRINグランプリ出場へ見通しは良好。「まだ出られない可能性もあるけど、よほどのことがなければ大丈夫そう。毎年、この時期に賞金争いをしていたことを思えば気持ち的には楽です」と表情にも余裕が感じられる。

 状態面も「今年序盤はヤバイと思ったけど(5月いわき平GⅠ)ダービーくらいから良くなってきました。最近は落車もしていないし、ケガとかで痛いところもないので」。思う存分に決め脚を発揮できるデキにあるようだ。

 一方でやり残したこともある。「今年、S班でGⅢ(以上)を取ってないのは僕だけ。FⅡ(全プロ記念)は勝ってるんですけどね。同じく優勝してなかった宿口(陽一)さんが京王閣記念を勝って焦りはじめました(笑い)」。直後に控える小倉GⅠ競輪祭の後のスケジュールは未定で、場合によっては今回が「今年最後のGⅢになるかもしれない」。それならばS班として取るしかない! 今年の晩秋の照準は賞金ではなく〝名誉〟になりそうだ。