【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに解説します。

【お悩み】久しぶりに友人と登山に行きます。その前にやっておくべきことはありますか?(60代男性)

【アドバイス】4~5キロの重さのあるリュックサックを背負って、平坦な道を10キロほど歩いてください。

【解説】定年した職場の同期と3年ぶりに登山に行くという男性。登山で最も重要なことは、荷物に耐えられるかどうかです。本番に近い重さのリュックサックを背負って登山靴を履き、平坦な道で構わないので最初のうちは5キロ、慣れてきたら10キロ歩くことを1か月前から行うことをすすめました。

 スクワットなど足回りの強化も大事なんですが、4~5キロの重さのあるリュックを背負って10キロ歩けるかどうか。歩いてみて肩が凝らない、もしくは痛くならないかどうかを確かめておくことのほうが重要だからです。

 重さ調整の目安としては、2リットルのペットボトル2本で4キロ。重い物を背負って歩くだけで、疲れ度合いもまったく異なるので、体全体の筋肉も付いてきます。
 80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん(90)は、都内にいるときも常にエベレスト装備に近い荷物を背負って歩いていらっしゃるそうで、毎日がトレーニングの場になっています。

 紅葉シーズン、登山に出かける予定のある方は、このトレーニングをしておくと、当日背負える荷物量も決められるので気持ちも楽になるでしょう。もちろん靴の調整を行っておくことも忘れずに。

 ☆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。