全日本大学女子駅伝(30日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発~仙台市役所前着)に、注目の拓大・不破聖衣来(2年)は5区でエントリーされている。

 前回大会では5区で従来の区間記録を1分以上更新するなど、各レースで圧倒的な存在感を示した。今季はケガの影響で世界選手権(7月)の代表選考会を兼ねた1万メートル日本選手権(5月)を欠場したが、約5か月ぶりの実戦となった日本学生対校選手権(9月)の1万メートルで32分55秒31をマークして初優勝。まだ万全な状態ではないものの、復活への第一歩を踏み出した。

 9月のレース以降は、疲労から「思うように調子が上がらなかった」と不破が明かすように、1キロ5分のペース走でも思うような走りができない時期もあった。それでも、ここ1~2週間で少しずつ状態を上げており、五十嵐利治監督は「仕上がりからすると、去年の2~3割くらい」としながらも「(悪い時と比較すると)別人のような走りになった」と一定の評価を下している。

 今大会の拓大のテーマは〝全員駅伝〟。不破がケガと戦う中で「私たちで聖衣来ちゃんを助ける」との思いから、各選手がレベルアップ。その姿は不破にとっても大きな刺激となっており「今回ケガをして、たくさんの人に支えてもらっていることを改めて実感できたので、しっかり結果で恩返ししたい。今出せる力を発揮してチームに貢献したい」と気合は十分だ。

 目標は2年連続となる表彰台。「今年は2年目ということもあって、1度経験している大会なので、それを自信にして、今年の自分らしい走りをしたい」と意気込む。今後にもつながるパフォーマンスを披露できるか、注目だ。