安倍晋三元首相に対して〝国賊〟発言を行った自民党の村上誠一郎衆院議員(70)は12日、党紀委員会で1年間の党役職停止処分を受けた。
村上氏は処分を受ける前、党紀委員会に対して弁明書を提出。その内容は安倍氏遺族へのお詫びと〝国賊〟発言の撤回を盛り込んでいたという。
しかし、同委員会では村上氏に対して「党員資格停止、除名処分、離党勧告すべきだ」と擁護する意見がまったく出なかったという。
村上氏の〝国賊〟発言の事実認定はどう行われたのか。衛藤晟一参院議員は「村上氏は2回目の弁明のなかで不用意な発言をしたことを認めた。われわれは(村上氏の〝国賊〟発言を報じた)時事通信さんに行って『(音声を)テープください』というわけにはいきませんからね」と説明した。
村上氏の〝国賊〟発言をめぐっては「国会議員の発言の自由を制約する処分になったのではないか」と疑問視する意見が出ている。
「安倍元総理は、わが党の総裁として頑張ってきた。その方に向かって〝国賊〟という言い方はおかしい。許されざる行為として(党紀委で)受け入れられた」(衛藤氏)
自民党議員の問題発言は過去にもあった。田中真紀子氏は参院選の応援演説で「候補者を知らない」と話して戒告処分を受けた。
新藤義隆衆院議員は「党の総裁に対して党員資格を持つ議員が〝国賊〟だと。この〝賊〟というのは、国に対して害をおよぼした悪いことをした人を指す。それを公にいうのは断固許し難いとなり、処分すべきとなった。党紀委員会では、議員の発言権の制限には一切関わらないとなっています」と語った。











