今年2度目の覚醒剤事件で千葉県警に逮捕、起訴された人気ジャニーズグループ「KAT―TUN」元メンバー・田中聖被告(36)が2日、保釈された。

 正午前、勾留先の柏署から出てきた田中被告は、黒スーツに黒ネクタイ姿。大ぶりなマスクを付け神妙な面持ちで、十数秒間、深く頭を下げ、無言のまま車に乗り込んだ。

 柏は地元。さる6月29日夕、柏駅西口近くを歩いていた田中被告は挙動不審で、警官の職務質問から4時間半も逃げ回った末、覚醒剤所持で現行犯逮捕された。その後、尿鑑定で覚醒剤の陽性反応が出たため、使用でも再逮捕。千葉地検松戸支部は、7月29日までに覚醒剤取締法違反(所持と使用)の罪で起訴していた。

 それから1か月余りの間、田中被告は2度、保釈請求したがいずれも退けられ、3度目にして先月25日、やっと保釈が認められた。ただ保釈保証金600万円の納付は2日午前で、2か月余りぶりにこの日やっと〝シャバ〟の空気が吸えた。

 田中被告は今年1月、名古屋で覚醒剤などの薬物事件により逮捕、起訴され、6月20日に懲役1年8か月、執行猶予3年の名古屋地裁判決を受けた(7月4日付で控訴)。柏での逮捕はそのわずか9日後。ちなみに名古屋の事件での保釈保証金は300万円だった。

 覚醒剤のほか、使用済みの吸引用ガラスパイプなども押収済み。田中被告は柏署の調べに対し「自分で使うために持っていた」「将来の不安を紛らわせるためだった」などと容疑を認めたとされる。

 薬物依存も心配だが、保釈が認められ保証金を納付するまで1週間余りかかったことから、業界関係者は「金欠なのでは?」とザワついていた。初公判は千葉地裁松戸支部で今月22日の予定。