8月に入って食品をはじめ、生活に身近な商品やサービスの値上げラッシュが続く中、“ワケアリ食品”が注目されている。
フードジャーナリストは「8月だけでも主要飲食料品メーカーの値上げは2431品目。家計に大きな負担になってる。少しでも安い食料品を求めて行き着いたのがワケアリ食品です」と語る。
ワケアリ食品とは、野菜で言うなら曲がった物や傷物。通常、これらは不良品とみなされ、店頭には並ばない。賞味期限切れの食品や期限切れ間際の食品もそうだ。
都内の大手スーパー店員は「賞味期限とはおいしく食べられる期間で、消費期限とは違います。変形した野菜などは衛生面で問題がありません。廃棄すればフードロスになるので、格安で売ったり、格安専門で売る店に引き取ってもらってます」と言う。
世界的に問題になっているフードロスは世界で年間13億トン。日本では年間522万トンだ。「SDGsへの意識の高まりで、フードロス削減に協力したいという人が増えている。そういう人たちがワケアリ食品を求めている」(同)
東京・豊洲市場が運営するECサイト「豊洲市場ドットコム」では以前からフードロス削減プロジェクトを立ち上げて、ワケアリ食品を家庭に提供してフードロス対策に協力している。
「サイトでは海の幸、野菜、フルーツ、ブランド肉、総菜、加工品、スイーツ、飲料を扱っている。じゃがいもが10キロで2980円。値上げが止まらない、いくらのワケアリ品は1キロで5000円と、ほぼ半額で売られてます」(豊洲市場関係者)
メディアで盛んに取り上げられているのが、格安スーパー「マルヤス」だ。
「ツイッターでその日に告知されるため、何が安売りになるか分かりませんが、割引率は6~7割。中には9割引きもある。遠方からの客があるほどの大人気です」(前出のフードジャーナリスト)
10月には飲食料品の値上げが6305品目に拡大する見込み。ワケアリ食品は庶民にとって、強い味方になりそうだ。












