シンガポールの格闘技イベント「ONE FIGHT NIGHT 1」(27日、シンガポール・インドアスタジアム)で、平田樹(23)がリン・ホーチン(中国)に見事な逆転勝ちを収めた。
3月に行われた「ONEチャンピオンシップ」の10周年興行でジヒン・ラズワンに敗れ、プロ初の黒星を喫し戦績を5勝1敗とした平田。今回はその再起戦となるが、前日計量をクリアできなかったために54キロのキャッチウエートで実施され、ペナルティーとして平田の報酬の50%がホーチンに渡されることになった。
試合は打撃を得意とするホーチンに対し、組み付きたい平田の慎重さが目立つ重い展開になる。1ラウンド(R)はなかなか攻撃を繰り出せず、思い切って放ったタックルも切られて思うようにペースをつかめず。2Rも攻めあぐね、終盤なんとか組み付きテークダウンから腕を狙ったが仕留めきれなかった。
勝負に出たい最終3Rは序盤に組み付きテークダウンに成功するも立ち上がられてしまう。残り時間が少なくなって判定負けが頭をかすめる中、なんと残り約30秒で右の豪快なパンチをカウンターでアゴにヒットさせることに成功。崩れ落ちた相手に追撃している間に試合終了が告げられた。
最後の攻勢が評価されて判定勝利を手にした平田は「5分3Rになるって思っていたので、最後1分って聞いた時は今までのきつかった練習の成果を出すように頑張りました」と安堵の表情。最後の最後に見せた〝逆転の右〟について「コーチとチームメートと一緒にいっぱい対策もしたし、来るって分かっていたので。自分の得意な右のパンチ出して」と狙い通りだったと明かす。さらに今後について「前回めちゃめちゃ悔しい思いしたジヒン、もう1回やろう」とラズワンに再戦を呼びかけた。
見事な復活を遂げた平田にリベンジのチャンスは与えられるか。











