安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者(41)の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者ということが判明し、改めて教会の実態や活動への関心が高まっている。
そうしたなか〝統一教会〟を知らない若者を中心に、驚きとともに注目されているのが「合同結婚式」というパワーワードだ。1992年には歌手の桜田淳子が参加するなど、90年代に話題をさらった〝伝説の儀式〟は今、衝撃のシステムに進化していた。
旧統一教会のホームページには「祝福結婚への招待」というタイトルのページがある。そこには以下のような文言が記されている。名称こそ変化はしているが、あの〝伝説の儀式〟は今も脈々と続いていたのだ。ただしスタイルは時代とともに変化。現在のお相手探しは、なんと〝マッチングサイト方式〟になっていた。
2020年に韓国・京畿道にある清心平和ワールドセンターで行われた合同結婚式には、韓国や日本を始め、米国、中南米、東南アジアなど64か国から未婚青年カップル6000組が集結。日本からは2000人が参加した。当時は新郎新婦だけではなく、その関係者など約3万人が参列した。
会場には複数の大型ビジョンが設置され、CGを駆使した映像やエンターテインメント性あふれる歌や踊りが披露されたが、最も驚かされたのは男女のペアを決めるのに〝マッチングサイト〟を利用していることだった。
当時の取材に対し、教会関係者は以下のように説明した。「かつては創設者の文鮮明氏が選んでいましたが、2012年に他界したことで、このシステムが導入されました。親や本人が身長、体重、学歴、職歴、趣味、年収などをサイトに登録し、それにマッチした相手が仲介人を介して選ばれます。写真はバストアップと全身の2枚。この〝書類審査〟が通れば、今度はスカイプで当人同士が会話を交わすのです」
この流れをクリアすれば、実際に会い、1年間ほどの交際期間を経てゴールインとなるという。興味深いのは途中で〝チェンジ〟も可能とのこと。このシステム自体は2022年現在も大きく変化はない模様だ。
2020年当時のIT業界関係者は「そのうちAIが(カップルを)決めるようになるかもしれません」と話していた。SNS上では合同結婚式を〝強制○ィンダー〟などと揶揄する声もある一方、「最近のAIによるマッチングアプリのサービスとさほど変わらない」との意見も…。
連日のようにワイドショーをにぎわせたかつての大騒動から30年。旧統一教会に再び日本中から視線が注がれている。












