今月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬をめぐって反対の署名を集めていた団体が5日、都内で記者会見を開いた。4つの団体がそれぞれ集めた署名は40万人分以上。重複を考慮しても約28万人が反対の意思を示したことになるという。
岸田文雄首相が国葬実施を表明したのは7月14日。その後、複数の反対署名活動が実施されていた。そのうちの4団体がこの日、署名を内閣府に提出した。
署名活動を行った東京大学名誉教授の上野千鶴子氏は「安倍元首相が不慮の死を遂げたからといって、彼が政治家として行った数々の失政はチャラになるわけではない。国葬は国民的合意が前提なのに、岸田氏が『弔意を強制しない』と示したこと自体が、国民的合意が得られていないことを自ら認めたことと同じだと思います」と反対の理由を述べた。
また、ルポライターの鎌田慧氏は国葬反対の署名が延べ40万人分が集まったことについて、「強引で拙速というか、力任せにやるのは認められないという民主的な感覚は日本の根っこにあるんだ」と評価した。












