カギを握るのは、スタートダッシュ!? 立ち技総合格闘技「シュートボクシング(SB)」のシーザー武志会長(66)が、立ち技メガイベント「THE MATCH 2022」(19日、東京ドーム)を徹底分析した。
注目のメイン、那須川天心VS武尊について「武尊はチャンスだし、ガンガン行くと思うよ。ただ、難点は体重だよね。通常より落として前日58キロ、当日62キロでしょ。それが負担になる可能性はある。対する天心はこれからボクシングをするのにリスクを背負う必要がない。だから冒険をしない可能性は十分ある。そうなって3ラウンド(R)かわし続けられると武尊が倒すのは難しいと思う」と〝攻める武尊とかわす天心〟の展開になる可能性を指摘する。
そこでシーザー会長が注目するのは、武尊のペース配分だ。「だから武尊は、スタートダッシュをかけて早い段階で一発入れてカーッとさせたい。そこで息が上がったら先に倒されるけど、一発入れて、打ち合いに持ち込めば倒せる。今回はその〝賭け〟に出る価値はある試合でしょう」と力説。
さらに「天心からすると体重が重いのは倒しにくいわけだから、武尊には序盤にリスクを背負う価値がある。逆に、ファンは序盤に武尊がどう動くか注目したら面白いと思いますよ」とした。
さらにシーザー会長は、頂上決戦後の立ち技界にも注目。〝バブル崩壊〟を不安視する声もあるが「実は今(立ち技に)入ってくる子供が多くなっているんですよ。それこそ天心とか武尊の影響だと思う」とカリスマ2人の影響で裾野が広がっていると明かす。
その上で「そういう若い子をしっかり育てていけば、未来は明るいと思います。うちも10~20代前半の選手がどんどん育っているから。対抗戦? 今後もどんどんやればいいんですよ。年に2回くらい。やればどんどんレベルが上がるから、やりすぎることなんてないんですよ」と持論を展開した。
THE MATCHには〝SBの最高傑作〟海人が出場し、K―1の〝怪物〟野杁正明と対戦する。中量級の日本最強を決める「もう一つのメイン」として注目を集めるが、シーザー会長は「スピードは海人の方が全然速いし、破壊力も上。タイの現役チャンピオンもKOしていて、今は向こうにオファーを出すと『壊される』っていって断られるほどだから。骨が硬いんだと思う。(野杁は)相手の攻撃をガッチリ受けて返す強さがあるけど、海人はそれを突破すると思いますよ」と愛弟子の勝利にゆるぎない自信をのぞかせた。
頂上決戦のゴングまでいよいよ待ったなし。試合はレジェンドの見立て通りとなるか――。












