【石原結實 病気を吹き飛ばす食図鑑】中国の華北から東北部原産のアブラナ科の野菜。英語でChinese Cabbage(中国のキャベツ)と言われる如く、キャベツと同様、栄養・薬理効果満点。

 免疫力増強、血管強化の「ビタミンC」は22mg(100g中)と多く含まれ、ミネラルの「K」(カリウム)は利尿作用に優れ、血圧降下に役立つ。貧血予防の「鉄」や、骨・歯を強くする「カルシウム」、強精作用の「亜鉛」なども比較的多く含まれる。

 食物繊維が多量含まれており、腸を整え、便通をよくし、腸内の老廃物、コレステロール、糖、塩分、発ガン物質を便と共に排泄するので、動脈硬化、糖尿病、高血圧、大腸ガンの予防に役立つ。肉料理であるスキ焼きの中に好んで用いられる所以だ。

 中国では、菜類中で最も常食されている。中国・梁(りょう)の陶弘景が書いた「名医別録」には「(白菜は)腸胃を通利し、胸中の煩を除き、酒渇(飲酒後の口渇)を解す」とあるように、二日酔の予防改善によいことがわかる。

<民間療法>
 ①軽い火傷…生汁を塗布する(含有成分の亜鉛が火傷や傷に効く)
 ②二日酔・口渇…生汁コップ1杯をよくかむようにして飲む
 ③胃腸の働きの低下・胸やけ・便秘・頻尿…味噌汁に白菜を多めに入れ、よく煮て食べる
 ④便秘…塩漬けにして毎日食べる
 ⑤疲労…ぬか味噌漬けにして食べる。抗疲労ビタミンの「B1」「B2」が増える。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「『空腹』の時間が病気を治す」(青萠堂)。