東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、都内で理事会を開催した。
理事会後に会見を行った武藤敏郎事務総長(77)は先日閉幕したテニスの全米オープン(米国ニューヨーク)に言及。新型コロナウイルス禍で来年夏に延期となった東京五輪の開催に向けて「全米オープンのような国際大会が開かれたのは大変心強い」と話した。
同大会は無観客で行われ、選手はプレー以外のマスク着用、宿泊施設からの外出制限、タオルの使用制限など徹底したコロナ対策を行った。車いす部門に出場して24回目の4大大会制覇を飾った男子世界1位の国枝慎吾(36=ユニクロ)はかねて「現地で得たコロナ対策の知見を組織委とも共有したい」と組織委へ協力的な姿勢を示しており、武藤事務総長は「大変参考になります」と感謝の意。さらに「全米オープンは単一種目。五輪の339種目という規模の違いはありますが、検討していきたい」と前向きに語った。
一方、アテネ五輪ハンマー投げ金メダリストで次期スポーツ庁長官の室伏広治氏(45)はすでに国枝氏とコンタクト済み。また、日本テニス協会の土橋登志久強化本部長も(53)も「全米オープンのガイドラインはJOC(日本オリンピック委員会)に日本語訳を付けて渡している。全仏オープン(フランス・パリ、27日開幕)のガイドラインもそのように進めている。すべてのスポーツを代表して、少しでも協力できる態勢を取りたい」と語っている。
大坂なおみ(22=日清食品)の優勝で沸いた全米オープンが、来年の東京五輪を成功に導けるか。












