WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(29=大橋)とWBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)の3団体統一戦(7日、さいたまスーパーアリーナ)を動画配信したアマゾンプライム・ビデオでゲスト解説を務めた前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)が試合後、試合を振り返った。

 井上は1ラウンド(R)の終盤に右のカウンターでダウンを奪い、2Rも猛攻を続けてTKO勝ち。村田は「序盤の右で決まっちゃいましたね。あの右のダメージありすぎた。ドネアもドネアでしっかりプレッシャーをかけ、尚弥が出てきたところをカウンターって作戦を立てたと思うけど、通用しなかった。あの一撃で終わっちゃいましたよね」と話した。

 瞬殺KOに会場はどよめき、モンスターの強さに衝撃が走ったが、村田は「まあ、あのパターンはあるかな、と。尚弥は序盤が強い。倒す時はほとんど序盤なので。そのパターンの中で、尚弥にとっていい形だったんじゃないですか」と淡々と語った。

 一方、敗れたドネアに対しては「応援したいっていう心情もあるじゃないですか。40歳(に近い年齢)でフェザーからバンタムに落として、尚弥ともう1回やるんだっていって…。やっとこのステージにたどり着いた。それを思うと寂しい気もしますけどね」と思いやり「昔からボクシングでよく言うけど、沈む夕日、昇る朝日。そんな展開でしたね」と表現した。