ロシア総合格闘技(MMA)連合でクーデターを起こして注目を集めている〝人類最強の男〟エメリヤーエンコ・ヒョードル(45)が、大物格闘家のアレキサンダー・シュメレンコと激しい場外バトルを繰り広げている。

 ヒョードルはMMA連合の要職を辞任した後、ラドミール・ガブドリン会長の解任を求めて物議を醸している。そうしたヒョードルの行動を、シュメレンコが鋭く批判した。ロシアメディア「チャンピオナット」が「わがままと勇敢さ。MMAのレジェンド同士が喧嘩した理由とは」と題してその様子を伝えている。

 MMA連合で会長顧問を務めるシュメレンコは「私はヒョードルがまったく理解できない。何のためにそんなことをやったんだ。これらすべてのことはまるで〝ユダ(裏切り者)〟だ。ラドミールは彼の後見人であり、彼のチームで育てられた選手なのに。ヒョードルがやっていることは連合にとって悪いことであり、まったく信用できない」とクーデターの動きを厳しく糾弾した。

 すると今度はヒョードルが応戦。「シュレメンコが会長の顧問として連合にとって都合のいいことを考えている。あえて動揺を誘うようなコメントを出して、注目を集めていることを残念に思う。ラドミールへの点数稼ぎだろう。彼は私の名前を利用して、彼の評価を上げようとしているだけだ。政治を志すラドミールと、人気ブロガーになったアレキサンダーが同じことを主張しているのは不愉快だ」とガブドリン会長と蜜月関係にあるシュメレンコを猛批判した。

 ロシアの格闘界を二分する権力闘争に発展しつつある今回の騒動。ヒョードルの言動に注目が集まっている。