WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)が5日、IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦(4月9日、さいたまスーパーアリーナ)へ向けた心境を明かした。
この日、都内の帝拳ジムで汗を流した村田。日本ボクシング史上最大のイベントが間近に迫り、緊張感はピークに達している。昨年末に予定されていた同試合は新型コロナウイルス禍で延期。そのため、今回は両陣営とも万全のコロナ対策を施し、公開練習を行わない異例の措置を取った。
そんな中、村田は報道陣の質問に書面で回答。現在の心境について「いよいよだな、という感じです。そして計量まで3日、やっぱり恐怖ももちろんあるし、楽しみはあまりありませんが、いろいろな緊張感もあります。ゴロフキン選手が相手じゃなければ、こういった想いにはならなかったのかなとも思います」とつづった。また、コロナ禍で約2年4か月も実戦から遠ざかった経緯を踏まえ「延期は避けたい、それが第一に来ます。これは切実なところです。今はそういった現実的なことを考えてしまいます」と本音をのぞかせた。
現在は家族と離れてホテルで生活。ビデオ通話で連絡を取っているという村田は「励みになります。早く帰って会いたいという気持ちにもなりますが、ホテルにて約1か月となり、会ったときに子供たちがどういうふうに見えるのか。時期によってはこんなに成長したかなと、大きく変わったように感じる時があるんです」と再会を心待ちにしている。さらに、一人で生活する中で「ホテルの窓から見える東京の風景、東京タワーだったりを見ながら自分のこれまでのボクシング人生を振り返ることはあります」と様々な思いが去来しているようだ。
「子供の頃、修学旅行で東京に来ていろいろな名所に行き、自分の人生でまさか、これほど注目される舞台に立つ、いわば夢が叶っていると言えると思うんです。こういった人生を歩めるとは当時思ってもいなかったので、そういう具合に自分のボクシング人生をふと振り返るときはあります」
ずっと夢見てきたゴロフキン戦は目の前。感慨に浸りながらも、徐々に闘志を燃やしている。












