快進撃が止まらない。大相撲春場所8日目(20日、大阪府立体育会館)、幕内高安(32=田子ノ浦)が幕内若元春(28=荒汐)を上手投げで下し、中日勝ち越し。ただ一人全勝をキープした。

 相手の粘りに長い相撲を強いられたが、最後は右上手を取って強引に土俵に転がした。取組後は「先手を取って攻めることができた。前に出て、押していくというのが今日の考え。落ち着いて取れた」と手応えを語った。2017年春場所以来となる5年ぶりの中日勝ち越しには「特に気持ちに変わりない」と語るが、05年に初土俵を踏んだ春場所は縁起がいい。その17年は初日から10連勝で3度目の殊勲賞を獲得している。18年と19年も2桁勝利を挙げ、優勝争いにも絡んだ。さらに昨年も終盤までトップを守る活躍を見せた。

 そのゲンのいい場所での大暴れに「全体的に前に出て、自分のペースが握れている。今日の相撲は終わったんでリラックスして明日も気を引き締めていきたい」ときっぱり。今度こそ悲願の初優勝を果たせるか。