二足のわらじを履く〝会社員ファイター〟は、意地を見せられるか。

 格闘技イベント「RIZIN.34」(20日、丸善インテックアリーナ大阪)で萩原京平(26)と対戦する弥益ドミネーター聡志(32)が珍妙な公開練習と共に勝利を誓った。

 弥益は、昨年6月に総合格闘技(MMA)デビュー戦の相手を務め判定2―1で勝利した〝ブラックパンサー〟ベイノアとのスパーリングを公開。しかし開始と同時にテークダウンされたかと思えばリック・フレアーばりに下から許しを請うムーブを見せ、さらにその後はパウンドを受けるなど一方的に殴られた。

 いいところを見せずに練習を終えると「なかったことにしていただきたいです。意図? 何もございません。(ベイノアは)被害者です。自分が加害者です」と後悔。さらに土曜日の午前中という時間帯での公開練習になった理由を問われ「土日はできるだけ早い時間に練習して、その後は家族と過ごすようにしているので。今日もこれから家族と過ごしたいです。自分の生活の中で格闘技は一部なので」と、大手食品メーカーに勤務しながら戦う弥益らしい理由を明かした。

 試合に向けては「周りから見ると、片方が〝やんちゃ〟で片方が〝さえないサラリーマン〟という感じだと思う。駅とかで会ったら自分が道を空けるタイプ。そういう2人が当たるから面白い。一方で格闘技に関しては萩原選手の方が真面目。自分は片手間…というか、真摯に向き合えていないと思う。そこが交わるのが面白いと思います」と分析。その上で「格闘技に本気で向かっている対戦相手と試合をするのは思うところがあるし『食ってやろう』というのもあります。同時に後ろめたいというか『自分みたいのが…』というのもあって複雑な思いもあるんですけど、リングに上がれば勝ちたいという気持ちが湧いてくるので。今回も勝ちたい」と胸中を語った。

 勝利に向け「正直今回は勝ち方は想定していなくて、流れの中で持っていければと思います」。試合をドミネート(支配)して連勝なるか―。