フィギュアスケートの元世界王者で14年ソチ&18年平昌五輪金メダルの羽生結弦(27=ANA)が20日、北京五輪エキシビション(首都体育館)に登場。ピアニスト清塚信也氏が奏でる「春よ、来い」に乗って名演技を披露し、その後のインタビューで目に涙を浮かべた。
この日の演技への思いを問われると「いろいろ詰め込み過ぎて、何がとは僕の口から言い切れないですけど、ホントに皆様にこうやって見ていただきながら、見ていただけるからこそ僕は滑ってこられたと思いますし、見ていただけるからこそ僕の演技に何かしらの意味が生まれると思いますので、ホントに皆様に感謝したいなって今は思っています」と胸の内を語った。その上で「本当に幸せな時間だった」と五輪を振り返った。
その後、羽生は言葉を詰まらせた。五輪2連覇を含めた過去を回想して「今まで僕は努力してもどうしようもない時期はたくさんありましたし、皆さんの記憶の中にある羽生結弦はソチ五輪だったり、平昌五輪だったり、成功している自分が多いかもしれないですけど、僕がここまで競技を続けるに当たって、自分の中のドン底を何回も何回も見てきました」と話すと、目から一筋の涙がこぼれた。
「人生って報われることが全てじゃないんだなと。ただ、報われなかった今は今で幸せだな、と。不条理なことはたくさんありますけど、少しでも前を向いて歩いていけるように頑張っていきたいと思います」
羽生は今後については明かしていない。ただ、3連覇を逃した今大会は一つの転換期になるかもしれない。












