北京五輪の公式マスコットキャラクター「ビンドゥンドゥン」のあまりの人気ぶりに嫉妬したのか、韓国ネットユーザーが「パンダは韓国起源だ」と騒ぎだしている。
北京五輪開会式に中国の少数民族の一つである朝鮮族代表として、女性が朝鮮半島の伝統衣装チマ・チョゴリ(韓服)姿で登場し、韓国の政治家からネットユーザーまでもが「文化の侵奪だ」と反発。さらにスピードスケートショートトラックで、韓国人選手が相次いで失格となったことで、韓国の中国バッシングが過熱している。そこにビンドゥンドゥンが巻き込まれた形だ。
過去にはキムチや韓服、黄河文明、漢字の起源を巡り、中韓のメディアやネットユーザーらが論争を繰り広げてきた。「孔子は韓国人だ」と主張する韓国人学者もいた。
中国紙「網易新聞」は先日、ビンドゥンドゥンについても韓国のネットユーザーから起源説の対象とされていることを報じた。
同紙によると、韓国メディアがビンドゥンドゥンのことを報じると、韓国ネットユーザーが「ビンドゥンドゥンなんかより、韓国の動物園で売ってるパンダグッズの方がずっとかわいい」「パンダはそもそも韓国固有の伝統的な動物だ」「パンダは韓国で誕生した動物なのに」と大騒ぎしているという。
この記事に中国ネットユーザーも即座に反応。「キムチも韓服もパンダも韓国起源でいいけど、韓国は中国の属国だった紛れもない事実があるから結局、韓国自体の起源が中国になっちゃうね」「オリンピックの起源も韓国とか言いだしそう」などのコメントが出ているという。
ユーチューブチャンネル「地球ジャーナル ゆあチャン」で日中の情報を発信している中国人ジャーナリストの周来友氏はこう語る。
「中国メディアは韓国のネットユーザーから寄せられるさまざまな韓国起源説について『韓国による文化的侵略』と厳しい言葉で表現しています。間もなく北京五輪は閉幕しますが、中韓ネットユーザーによる場外戦は五輪終了後も続きそうです」
韓国人が嫌いな国ナンバーワンは日本だったが、中国もランクアップしてきた!?