れいわ新選組の山本太郎代表(47)は17日会見し、翌日の衆院予算委員会に大石晃子政審会長(44)を質疑に立たせる準備を進めていたが、取り止めになったと報告した。山本氏が〝ややこしい人〟とプッシュしている異色ルーキーと岸田文雄首相(64)との初バトルは見送られた格好だ。

 山本氏は「空気を読まないれいわの本当にややこしい議員がテレビ入りで15分間、充実した質疑をやってくれただろうと思うと非常に残念」と肩を落とした。

 れいわはテレビ中継される予算委員会に議員の割り当てがなく、質問に立つことはできないが、野党最大会派の立憲民主党側と今会期中に質疑時間を譲ってもらえるよう事前調整していた。

 そこに山本氏は自身ではなく、大石氏を送り出すプランを描いた。大石氏は先の衆院選で当選した新人で、府職員時代に橋下徹知事に公然とかみ付いて以来、徹底的に日本維新の会とバトルを繰り広げ、〝維新キラー〟〝維新斬りの家元〟とあだ名がつくほどだ。

 テレビ入りの予算委に登場していれば、岸田首相へ舌鋒鋭く攻め込むだけでなく、答弁側ではない維新への〝不規則発言〟も予想されていた。

 しかし、予算委の理事会では自民党と公明党が「予算委における委員外議員の発言は先例がない」との理由で、れいわへの質問時間の割り当てを認めなかった。

 維新や自公による嫌がらせとの考えも一時よぎったという山本氏だが、「深読みし過ぎた。維新が賛成に回って、公明党に何か根回ししたとか妄想したが、(与野党間の)日程闘争だった。自公が反対したのは、れいわに発言させるなというのが本意じゃない。日程闘争に巻き込まれて、発言の機会を失った」と今会期中にまだ質疑の機会は失われていないと判断。

「この先にも予算委はある。大石からは『15分で完全にまとまった』と聞いていた。弾を打つ機会を待つ」と山本氏は再び大石氏を予算委のバッターボックスに立たせるべく、今後も調整に当たるとした。