容疑者との関連はあるのか。「京都アニメーション」(京アニ)の第1スタジオが放火され35人が亡くなった事件で、放火や殺人などの疑いで青葉真司容疑者(41)の自宅周辺で住民がおびえる事件が起きていた。この事件、いまだ犯人が捕まっていないという。
放火で自身も重度のやけどを負い、依然として予断を許さない状態が続いている青葉容疑者。悪夢の惨劇を起こす4日前の14日にさいたま市の住宅で隣人とトラブルを起こしてから京都に入っていたのだが、このアパート周辺ではおぞましい出来事があった。近隣住民はこう語る。
「このあたりでは2年前から深夜に痴漢が出ていた。女性が背後から追いかけられ触られるという被害を受けた。犯人は身長180センチくらいの大柄な男で、京アニの犯人と特徴が似ている。今年4月にも出没していて逮捕されていない」
青葉容疑者も身長180センチぐらいだとされる。安易な関連づけはできないものの、「2006年には下着泥棒の疑いで警察が同容疑者宅に踏み込み、連行された」(捜査関係者)という一件もあることから、気になる情報だ。青葉容疑者は3年前から現在のアパートに住んでおり、騒音をめぐって近隣住民とたびたびモメていた。
12年には茨城県でコンビニ強盗をはたらき、懲役3年6月の実刑判決を受け服役したのは、すでに報じられている。こうした過去の件が、今回の事件を起こすに至るまでに何らかの影響を及ぼしたのかも解明が待たれるところだ。
その京アニ放火事件では、青葉容疑者が京都行き新幹線に乗車する前、事件までに京都府内で使った額に近い現金を、金融機関の口座から一括で引き出していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、青葉容疑者は15日に京都入りした後、現金で電車の切符を買い、関連施設がある宇治市と京都市を電車で多数回、行き来したとみられる。18日の事件後、府警は青葉容疑者を確保し、持っていたリュックサックやウエストポーチを現場で押収。財布も調べたが、所持金は少額だった。
現金はほぼ使い切ったとみられ、帰りの新幹線の切符は所持していなかった青葉容疑者。自身もやけどをしていなかったら、犯行後はどうするつもりだったのか。












