北京五輪で新型コロナウイルスをめぐるトラブルが相次ぎ、各国選手団が国際オリンピック委員会(IOC)組織委員会の対応に困惑していると、米誌「フォーブス」が伝えている。
同誌は「五輪に参加しているいくつかの国の代表は検疫されたアスリートの非人道的な状況、不合理な隔離規則、説明のつかないメディア抑制を指摘し中国の行動に頭を抱えている」と報道。実際にアイスホッケー男子のマルコ・アンティラ(フィンランド)が中国入りした際、陽性判定で隔離施設に入ったが「まともな食事が与えられなかった」とし、フィンランドのユッカ・ヤロネン監督は「選手は大きなストレスを受けた。中国が人権を尊重していない」と憤ったという。
ノルディックスキー複合2連覇中のエリック・フレンツェル(ドイツ)も陽性となり、収容された隔離施設について部屋も狭く清潔さがないと指摘。食事の質素で「とても容認できない」と訴えていたように、アスリートにとっては耐え難い環境のようだ。
またスケルトン女子のキム・マイレマンス(ベルギー)は中国で陽性になった後、2度の検査で陰性判定が出たものの、別の隔離施設に連れて行かれたことを自身の公式インスタグラム投稿。涙ながらに「選手村に戻ることが許可されるかわからない。孤立状態で五輪に対応できるかもわからない」と訴え、物議を醸している。
メインスタジアムの外で生中継をしていたオランダのメディアが当局によって強制的に排除されるなど、各地でトラブルが起きている。同誌は、組織委員会のスポークスマンが「問題に取り組む過程にある」とコメントしたというが、多くの国が人権侵害で外交ボイコットする中、中国側のお粗末な対応に各選手団の反発は強まりそうだ。










