モロッコ代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督(69)と同国エースのMFハキム・ツィエク(28=チェルシー)との対立が深刻化して波紋を呼んでいる。
英紙「デーリースター」などによると、ハリルホジッチ監督はツィエクの素行を問題視しており選外を続けている。アフリカネーションズカップでの敗退後に改めてその件について問われると「招集したのはモロッコで最高の選手たちだ。グループのバランスを崩す可能性がある選手は選ばない。それがたとえFWリオネル・メッシでもだ」と宣言。ツィエクを〝異分子〟と断じ、絶対に招集しないと明言した。
その理由を「ツィエクの行動は選択に合わない。練習も望まず、走ることも嫌がる。彼に戻ってきてくれとは懇願しないだろう。NOだ!」と重ねて強調した。
指揮官の言い分には一理ある一方で、現地では「ツィエクは常にモロッコの英雄だ」などとツィエクの招集を待望する声が高まっている。
というのも、ツィエクは昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇したイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーでレギュラーとして活躍。特に最近は1月23日のトットナム戦で決勝ゴールを決めるなど存在感を高めている。
チェルシーの名将トゥヘル監督は「彼の実力は最高レベルだ。チームのためのプレッシャー、運動量などの面から彼に頼っている。本当に信頼できる選手だ」と絶賛しており、ハリルホジッチ監督の言い分とは対照的だ。
モロッコに現れた世界的スターであり、現地では英雄視されているため「招集すべきだ」との待望論が沸騰。ハリルホジッチ監督の方針に批判も高まりつつあり、3月に予定されるカタールW杯アフリカ最終予選で出場権を獲得しても電撃解任される可能性も出てきている。
ハリルホジッチ監督といえば、日本代表を率いていた2018年ロシアW杯の直前に主力選手との対立を理由に更迭されている。歴史は繰り返すのだろうか。












