1960年代に世界的な人気を誇ったロックバンド、ザ・ベンチャーズのオリジナル・メンバーでリズムギタリストのドン・ウィルソンさんが22日(日本時間23日)にワシントン州タコマで亡くなった。88歳だった。米「ピープル」誌電子版など海外の複数メディアが報じた。自然死だったという
バンドのリーダーだったウィルソンさんは59年にベーシストのボブ・ボーグルとベンチャーズを結成。独特の「エレキサウンド」を奏でるインストゥルメンタルバンドとして人気を集め、ザ・ビートルズ、ザ・ビーチボーイズなど多くの偉大なミュージシャンに影響を与えた。また60年代には日本でも爆発的な「エレキバンドブーム」を巻き起こし、世界的にも「ウオーク・ドント・ラン」「十番街の殺人」「ダイヤモンド・ヘッド」「パイプライン」など数えきれないほどのヒット曲を飛ばした。
多くのメンバー変遷を経ながらも、ほぼ毎年来日して全国をツアー。70年代には日本の歌謡曲にも進出して渚よう子の「京都の恋」「京都慕情」などのヒット曲にも携わり「ベンチャーズ歌謡」とのジャンルを確立。「京都の恋」は70年にレコード大賞企画賞も獲得した
ベンチャーズはビルボード誌全米チャートトップ100に14曲がチャートインさせ、世界中で1億枚以上のレコードを売り上げたとされる。08年にロックの殿堂入りを果たした後、ウィルソンさんは15年にツアーからの引退を表明していた。
最期は4人の子供に看取られて亡くなったとされており、娘であるステイシー・レイン・ウィルソンさんは、自身のフェイスブックで「安らかに眠ってね、パパ。永遠に愛してる」と哀悼の意を表している。












