また一歩前進だ。スピードスケートの北京五輪代表選考会第2日(30日、長野・エムウェーブ)、女子1000メートルが行われ、小平奈緒(相沢病院)が1分14秒82で優勝し、500メートルに続いて北京五輪出場を確実にした。
勝負どころできっちり結果を残す。これが小平の真骨頂だ。1000メートルはすでに高木美帆(日体大職)の代表入りが有力視されており、残り1枠を争う中でのレース。「スタートして2歩目くらいで状態が浮いてしまった」と最初の200メートルを全体4位で通過したが「後半は落ち着いてスピードを落とさないようにつなげることができた」。中盤以降はノビのある滑りを披露し「自分自身が(五輪切符を)つかみ取るという意味で気合が入ったレースができた」と納得の表情を浮かべた。
昨季まで股関節痛に苦しんだものの、今季は調整も順調。「トレーニングの段階ではスタートの出だしが変わってきている。今日は不発でレースでうまくいかないこともあると感じた」と反省しながらも「そのあとリカバリーができたので(来年)1月のタイムトライアルなどを重ねて自分のものしたい」と自信をのぞかせた。
前回の平昌五輪では500メートルで金メダル、1000メートルでも銀メダルを獲得。開幕まで40日を切った北京五輪では、世界からマークを受ける立場でも「順位は周りが決めるので、周りと比べてどんな手応えがあるかっていうのは全くない。滑りの内容としては着実に積み上がってきているものが自分の感覚である。それを五輪のその日(本番)にピークを持って来れたら」とあくまで己に集中。残りの期間で〝唯一無二〟の滑りを体現する。












