【SGグランプリ(住之江)&GIクイーンズクライマックス(大村)カウントダウンコラム(8):注目レーサー(6)】
【GP8位=松井繁(48=大阪・64期)】年頭の住之江「ファン感謝3Daysバトルトーナメント」を制覇。上々の滑り出しと思えたが…。4月の三国GⅠ64周年記念では予選トップ通過で迎えた準優戦で1着も、まさかの待機行動違反で賞典除外。「ここでリズムが崩れて、夏場はほんまにエンジンが悪くて苦しかった」とドン底まで落ちた。
だが、焦ることなくひたすら耐え、10月の桐生GⅠ・61周年記念でV。「出ているというほどでもないけど、それでもしのげたのは夏場の我慢があったればこそ。やっぱり我慢というのは大切やし、それができたから今この位置(賞金ランク8位)にいる」と振り返る。
グランプリへ向けては「いつも通り冷静にやるだけ。事故なくリズムを上げてグランプリに行きたい」と語り、2節前の尼崎GⅠ・65周年記念を制してリズムアップも完了。直前節・鳴門の帰郷は大事を取っただけでグランプリは問題なし。勢いを維持したまま王者は大舞台へ臨む。
【GP7位=毒島誠(33=群馬・92期)】2013年にグランプリ初出場を果たして以来「毎年、それしか考えてない」とボート界最大のレースに出ることを目標にしてきた。4度目の出場となる今年は、下関SG「チャレンジC」開幕前は圏外だったが、自身2度目のSG優勝となる「チャレンジC」Vで最終切符を手に入れた。
11月蒲郡GⅠ「ダイヤモンドC」→下関「チャレンジC」と立て続けに好素性機を引き、最後の下関で完璧に仕上げるあたり、群馬支部の先輩・山崎智也に似た“持って生まれたスター性”を感じさせるが「11月から流れが変わったのは、大幅にペラを叩くようになったからかも。下関優勝戦も、普段なら触らない部分を叩いて、初動のかかりが良くなったし。(調整面で)攻めの姿勢は持ち続けたいですね」と、成果の裏には決断と研さんの日々があった。
進化の歩みを止めない機動戦士が能力全開の走りを続けるとき、戴冠はぐっと現実味を帯びてくる。
【QC7位=海野ゆかり(44=広島・71期)】1月にからつで優勝すると8月びわこ→9月からつ→10月とこなめ→11月宮島→12月まるがめとVを積み重ね12日現在で15優出6V。「今年は1月からリズムは悪くない。1年間、大崩れなく成績を出せたと思う」と手応えをつかんでいる。
だからこそ、まだ手にしていないタイトルへの思いは強くなる。「クイーンズクライマックスのタイトルは欲しいですね」。すでにレディースチャンピオンは2004年の多摩川、16年の津で優勝しているものの今大会は13年の優出2着が最高で14年・住之江、16年・平和島は優勝戦に駒を進められなかった。
1992年11月にデビュー。選手生活も26年目に突入した。「年齢を重ねるたびにチャンスは減ってくるし、取れるチャンスはそんなに巡ってこないので…。今回で取れたら最高。狙っていきます」。充実した一年を最高の形で締めくくるためにも、大みそかのティアラ戴冠を目指す。












