【ネバダ州ラスベガス9日(日本時間10日)発】レスリング世界選手権(オーリンズ・アリーナ)、48キロ級の登坂絵莉(22=至学館大)は決勝でロンドン五輪銀メダルのマリヤ・スタドニク(27=アゼルバイジャン)に終了間際のポイントで3—2で逆転勝ちし、大会3連覇を果たした。

 対戦相手のスタドニクとは初対決。第1ピリオド、登坂はスタドニクの圧力に攻撃を仕掛けられずに30秒間のアクティビティタイム(AT)を科せられて失点。0—1で迎えた第2ピリオドにもATを科せられ、0—2のまま残り30秒を切った。

 だが登坂は残り10秒から逆襲。片足タックルで相手の体勢を崩してテークダウンを奪って2点を獲得して同点に追いついた。このまま終わればビッグポイントを取った登坂の勝利ということで、スタドニク陣営が判定に異議を申し立てる「チャレンジ権」を行使。だが審議の結果、登坂のテークダウンのポイントは認められ、チャレンジは失敗。失敗の場合に与えられるポイントを加点した登坂の勝利が確定した。

 劇的な幕切れでの3連覇達成に登坂は涙。「良かったです。本当にどうなるかと思っていたので。最後まであきらめずに自分が(ポイントを)取るんだと思っていったのが良かった」。初の五輪出場も内定し「五輪はあっという間にくる。今日以上に差をつけて金メダルを取りたい」と最後は笑顔に変わった。