中日前監督の森繁和シニアデレクター(64)が阪神に移籍したオネルキ・ガルシア投手(29)を褒め殺しにした。8日、ナゴヤ球場で行われている新人合同自主トレを初視察し、来日1年目の昨季、中日で13勝を挙げた左腕に言及。ナゴヤドームで10勝、東京ドームで2勝と屋外球場では1勝のみだったガルシアに「性格もいいやつだったし、一生懸命練習もするし、阪神に行ったんだから向こうで頑張ってください。ドームでしか勝てない理由は俺の口からは言えない。それはガルシア本人も分かっているだろうし、克服するでしょう」とエールを送った。

 しかし、これが本心のはずはない。ガルシアの帰国前に”合意”していながら「金額に関してどうのこうのと言ってきたことがいまだに分からない」と首をかしげる。その上で「ナゴヤドームでしか勝てないだろうから(阪神は中日戦に)どんどん投げさせてくるだろうしね。ウチが負けたら勝ちがつくだろうし、ウチが負けをつけさせれば、今度はどこに勝つのかなという楽しみがある」と皮肉交じりに語った。

 ガルシアが抜けた穴埋めとして獲得した最速164キロ左腕のエンニー・ロメロ投手(27=ロイヤルズ3A)は、ドミニカ共和国のウインターリーグで11試合に登板し2勝1敗、防御率1・33の好成績をマーク。森SDは「ドミニカで頑張っているし、大丈夫でしょ。ガルシアが阪神に行ったのは知っているだろうし、負けたくないというのはあるはず」とロメロの方が格上と言わんばかりだった。