【武田修宏の直言!!】2―0と勝利したチュニジア戦で、ハリルホジッチ新監督の方針が明確に打ち出されたね。守備面ではファーストディフェンスのアプローチが速く、相手の攻撃の芽を摘んでいたし、攻撃面はFW永井、川又、武藤とスピードタイプを先発で起用した。
エースのFW本田、ゴールゲッターのFW岡崎、10番のMF香川ら主力組がベンチとあって意外な編成に映ったかもしれない。だが、新指揮官の戦術は基本的に堅守速攻がメーン。自らの戦いをピッチで実現するための判断じゃないかな。もちろん、新戦力のテストと主力組に刺激を与える意味もあったとは思うけどね。
試合内容も無策だったアギーレジャパンより良かったし、ザックジャパン時代のレベルに戻った感じかな。それに同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身で元代表監督のイビチャ・オシム氏(73)とは戦い方や考え方が違うことも分かった。まずは“ハリル流”を日本国民に見せたんだろう。
31日のウズベキスタン戦でどんな戦いをするのかにもよるけど、堅守速攻で6月から始まるW杯アジア2次予選を勝ち抜けるかは疑問。日本と対戦するアジア各国はゴール前を固めてくるので、どう崩すのか。この日はビルドアップやつなぎの面でぎこちなさも見られたので心配かな。
推定年俸2億4000万円もの価値があるのか、今後の手腕をしっかりと見ていきたい。
☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。












