大谷時代が終わるとMLB界はどうなるのか…。二刀流を復活させ、3年連続のMVPを獲得。今年も球界を席巻したドジャース・大谷翔平投手(31)だが、地元メディア「ロサンゼルスタイムズ」のディラン・ヘルナンデス氏は〝大谷後〟の時代を危惧している。

 来年に32歳を迎え、年齢的なことから外野手転向の可能性を指摘したうえで「彼の圧倒的な活躍の時代が過ぎ去れば野球界は以前の状態に戻るだろう。ストライキや文化的意義の低下、一部の選手がスターとしての資質を備えているかどうかといった懸念が広がるだろう」と〝近未来〟の球界を悲観している。

 スポーツ選手の絶頂期はいつまでも続くものではなく、いつ何が起きるかは分からない。「ドジャースウェイ」も「大谷の偉大さは儚いものであること。これほどまでに単独の選手がスポーツのグローバルなアイデンティティを担った例はない。球界は世代を代表する才能として、文化的な命綱として大谷に依存している」と危機感を募らせ「大谷が登場する前、球界は労働争議、試合のペース、球界が衰退しているかどうかなどの論説ばかりだった。大谷はそんな議論を沈黙させた。彼のようなカリスマ性、謙虚さ、超人的な能力を兼ね備えた選手は少ない。大谷の二刀流が終焉を迎えれば、MLBはかつての姿に戻るだろう。文化的意義を模索する時代へと戻るだろう」と予想している。

 MLB公式サイトも「大谷とジャッジを引きずり降ろす可能性のある10選手」としてダイヤモンドバックスのコービン・キャロル、レッズのデラクルス、パイレーツのスキーンズ、メッツ・ソト、パドレスのタティスらを取り上げる特集を組んだばかり。〝大谷後〟も新たなカリスマスターが生まれるのか、それとも以前のような労使交渉の話題が先行する時代に戻るのか…。