ドジャースの大谷翔平投手(31)を球審がアシストしたと話題になっている。

 9日(日本時間10日)の敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、3打数無安打1打点だった。チームは延長10回、2―3でサヨナラ負を喫し、今季ワーストの6連敗となった。

 注目の場面は0―0の5回二死満塁だ。大谷は微妙なボールを見極めるとストレートの押し出し四球で、先制点をもたらした。大谷は1死満塁の好機で打席に立ち、4球連続ボールで押し出し四球を選んだ。そのボール判定に対し、ドジャースの番記者が自身のX(旧ツイッター)で一斉反応した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者は「大谷翔平が4球で押し出し四球を選び(2つの有利な判定もあって)、試合最初の得点を挙げた」と投稿。

 オレンジカウンティ・レジスター紙のビル・プランケット記者は「満塁の場面で大谷翔平が4球連続ボールで押し出し四球を選び、ドジャースが先制点を獲得。4球のうち2球はストライクと判定されてもおかしくなかった」と速報。さらに打席チャート図を添えて「2球目と4球目」と記した。MLB公式サイトのソーニャ・チェン記者も「満塁で大谷翔平の四球で先制点を挙げた(ここでも2つの判定が甘かったが…)」と綴るほど番記者の目にも〝大谷に甘い判定〟と映った。

 これには3連戦初戦の7日(同8日)の6回が影響した可能性がある。フルカウントまで粘った大谷は内角低めの球を見送ったが、ショーン・バーバー球審はストライクと判定。大谷は首と手を横に振って「違う」と示した後、唇を噛みながらベンチへと戻ったが、その表情は納得とはほどと勝った。

 米老舗スポーツ誌のスポーツイラスト・レイテッド(電子版)が「審判のショーン・バーバーが、珍しい〝偉業〟を達成した。なんと、大谷翔平を怒らせたのだ」と報じるなど、複数のメディアが取り上げた。

 9日の球審を務めたのはD・J・レイバーン氏だったが、〝大谷を敵に回したくない〟〝大谷を怒らせてメディアに騒がれたくない〟という意識が働いた可能性もある。前半戦は残り3試合。敵地でのジャイアンツ3連戦を文句なしのアーチで締めくくりたいところだ。