ライバル対決を制することはできなかった。テニスの4大大会「全仏オープン」(パリ)の車いすの部女子シングルス決勝が6日に行われ、第2シードの上地結衣(27=三井住友銀行)は、第1シードのディーデ・デフロート(24=オランダ)に4―6、3―6で敗戦。2年連続5度目の優勝はならなかった。

 2月の全豪オープン(メルボルン)でも苦杯をなめさせられた相手に序盤から果敢に攻撃を仕掛けるも、最後まで流れをつかむことができなかった。
 上地とデフロートが4大大会で対戦するのは今回で10度目。しかし、2018年の全仏オープン決勝で勝利して以降、7戦勝利なし。通算成績は2勝8敗と苦しい戦いを強いられている。
 東京パラリンピックの開幕まで2か月半あまり。かねて「金メダル獲得」を目標として掲げているだけに、次こそリベンジを果たしたいところだ。