テニスの全豪オープン女子シングルス準決勝(18日、メルボルン)、で、大坂なおみ(23=日清食品)にストレートで敗れた同11位のセリーナ・ウィリアムズ(39=米国)が、記者会見で涙を流し、途中退席した。

 4大大会最多となる24勝目を逃したセリーナ。試合後コートを去る前に、長時間にわたり心に胸を当てながら観客に感謝の意を表していた。この行為について記者会見で質問されると「オーストラリアの皆さんの応援は素晴らしいので」と回答。同じ記者に「これが別れになるのではと言う人もいるけど?」と、全豪オープン最後の試合かと問われると「分からない。でも別れを告げるとしても誰にも言わないわ」と返答した。次の質問に移ったが、涙があふれだし、質問に答えることができずに途中退席した。

 会見は4分弱。現地報道によれば退出の際に「ごめんなさい」のジェスチャーをし、戻ってこなかった。