女子テニスの国際大会「東レ・パンパシフィック・オープン」(16日開幕、大阪・ITC靱テニスセンター)に第1シードとして出場する世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)が15日、記者会見を行った。

 今回は初開催となる大阪、しかも同会場は3歳まで父・フランソワさんと練習を行っていた思い出の地だ。故郷に帰ってきた大坂は「私が小さいころに過ごした特別な場所。ここで開かれる国際大会に出場できてうれしいし、楽しみ」と笑顔で語った。

 昨年は全米オープン初制覇の直後とあって帰国時は日本中が大フィーバーとなったが、今回は一転して“別のこと”で注目を集めている。13日に自身のツイッターで「今後、Jayとは一緒に仕事をしない。本当に感謝している。今は変わるための時期だと感じている」と約半年間、コーチを務めたジャーメーン・ジェンキンス氏(34)との契約解消を発表したばかり。さらに、その前日にはインスタグラムで恋人とされる米国の人気ラッパー、YBNコルダエ(21)とのキス写真を投稿して話題になった。

 大坂はコーチの変更について「代えようと思ったのは私の直感。Jayが間違ったことをしたわけじゃない。自分自身に何か変化をつけようと思った」と説明。また、恋人について質問が飛ぶと、下を向いてはにかみながら「パスで」と返答し、笑いを誘った。

 ともあれ“世界のナオミ”が生まれ故郷に帰ってきたことで、会場周辺が早くもプチお祭りムード。昼前から練習を行ったコートにはカメラを持った大勢のファンが押し寄せた。

 会見の最後は時差ボケであることを明かし「3時に目を覚ましたので眠い。こんな感じでごめんなさい」と、お決まりの“なおみ節”と“なおみスマイル”で締めくくった。