競泳のジャパンオープン最終日(7日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル平泳ぎ決勝は佐藤翔馬(19=東京SC)が2分6秒74で優勝した。2位は2分7秒54で日本記録保持者の渡辺一平(23=トヨタ自動車)。

 自己ベストを更新しながらも、0秒07差で日本記録に届かなかった佐藤は「ベストが出たのはよかったけど、まだまだ足りないなという気持ちでいっぱい」と悔しさをにじませた。

 それでも昨年12月の日本選手権で敗れた渡辺との激戦を制した。「50メートルのターンをした後に離されてしまってヤバいなと思ったけど、自分の泳ぎができたのが良かった。焦りはしなかった」

 8日には20歳の誕生日を迎える佐藤は「10代と変わらない勢いで行きたい」と気合十分。東京五輪代表選考会となる4月の日本選手権へ自身の泳ぎにさらなる磨きをかける。