世界女王の今後は――。柔道女子日本代表の増地克之監督(51)が2日、オンライン取材に応じ、東京五輪78キロ超級金メダルの素根輝(21=パーク24)の現状を明かした。

 東京五輪の混合団体決勝で左ヒザを負傷した素根は、3月中旬に再負傷。3月下旬に内視鏡手術を受けた。30日から行われている全日本合宿には参加していないが、増地監督は「昨日から打ち込みを開始したと聞いている。特に回復が遅れているということではないと思う」と説明した。

 今後は複数の国際大会が控えている。素根の出場については「しっかりとコンディションと相談しながら進めていきたい。6月、7月というところはもちろん本人の意思やコンディションを見ながらになってくるとは思うが、出場できるタイミングがあれば出場させる方向では考えています」との考えを示した。

 3年後のパリ五輪に向けて、手術の決断を下した素根。状態は着実に上向いているようだ。