新型コロナウイルス第3波が猛威を振るう中、今夏の東京五輪は開催できるのだろうか。5日にオンライン取材に応じた柔道の男子日本代表・井上康生監督(42)は「Aプランが1分後にはBプランになるような状況。開催を前提に、一つひとつ積み上げていくしかない。世の中を考えた上で、様々な判断をしなければならない」と語った。

 首都圏1都3県に緊急事態宣言が再発令される見通しだが、多くの困難を乗り越えて開催となれば「単に勝負だけの五輪ではなく元気、希望、また新たな価値をお届けできるようなものにしなければならない」と誓う。

 同女子代表・増地克之監督(50)も「五輪開催を信じているが、予断を許さない状況。どんな状況になってもできる限りのことを積み重ねて、五輪に向け突き進んでいきたい」と話した。