【フィギュア国別対抗戦】宇野昌磨 世界初の大技失敗で失意「別の選手が出た方が優勝につながった」

2021年04月16日 19時30分

フリーの演技に臨んだ宇野昌磨(代表撮影)
フリーの演技に臨んだ宇野昌磨(代表撮影)

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦(丸善インテックアリーナ大阪)の男子フリーが16日に行われ、宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が冒頭で世界初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―4回転トーループの連続ジャンプに果敢に挑んだが、トーループで転倒してしまった。得点は164・96点に終わった。

 今大会はチームの合計得点で争われる。それだけに宇野は「チーム戦という場で、このような挑戦をさせていただいたことに申し訳なさもあります。チームメートのみなさんは申し訳ないと言うことを欲してはいないと思うので、本当にありがとうございますと、心から感謝しています」と沈痛な面持ちで話した。

 さらに宇野は「チームに貢献したい」「足を引っ張りたくない」という葛藤を口にしつつ「本当に今回はチームメートに支えられてばかり。正直、僕がこの国別対抗戦に出ないことが、そして日本にはたくさんうまい選手がいます。その別の選手が出る方が間違いなく優勝につながったと思います」と語った。

 コロナが世界を襲った前代未聞のシーズン。有終の美を飾ることはできず、宇野は「失敗の仕方も全然いいものではない、前向きな失敗をしていませんでした。本当に今、振り返れば、どうして早く覚悟を決められなかったんだと後悔しています」と悔しさをにじませた。しかし、何度も逆境をはねのけてきた男。最後は「いい意味で、いい形で終わらなかったことを逆にプラスにつなげられるように来シーズンに向けて頑張りたいと思います」と前を向いた。

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