北京五輪の選手村で提供される食事を韓国選手団が猛批判して波紋を呼んでいる。

 韓国紙「ソウル経済」は「北京冬季五輪の韓国代表チームが現地でのトレーニングを開始する中、選手たちは『選手村の食べ物が最悪だ』と苦情を吐露している」と報じた。

 同紙によると、男子スケルトンで平昌五輪金メダリストのユン・ソンビンは選手村の食事を「最悪」と酷評。「肉だけが途方もなく敷かれている。あまり味がない」と断じた上で、一般的に中華料理が美味で知られることを念頭に「中国人は料理ができないようだ」と強烈に皮肉っている。

 さらに同種目のチョン・スンギも「油があまりにも多くて消化できない」と批判。同紙は「彼らは肉のメニューを避けており、野菜や穀物類を主に食べることになる」として実際に選手たちがサラダ類だけ取り分けている写真も掲載した。

「選手村で生活する選手たちや韓国選手団の役職員によると、選手村食堂では中華料理だけでなく他のアジアの国の料理や洋食など多様なメニューが提供されるが、ほとんどが油が多い〝中国風〟になっているという」と指摘。そしてキム・ヨンビン韓国選手団副団長は「中国は料理が上手だという話を信じていたが、どうやら彼らは失敗したようだ」とダメ出しをしている。

 韓国選手団の口に合わないことは仕方ないが、中国や中華料理を〝罵倒〟していることは今後問題視されてもおかしくない。騒動にならなければいいが…。