弁護士の宇都宮健児氏(74)が発起人となった「東京五輪開催中止」を求めるオンライン署名が7日午後1時過ぎに、ついに20万人を突破した。

 これは署名サイト「change.org」で行われているもので、宇都宮氏は「新型コロナの感染拡大を鑑み、人々の命や暮らしを危険にさらしてまで開催を強行するべきでなく、一刻も早く開催中止を判断・要請するようIOCとIPC、国、都、組織委に求めます」と主張している。

 署名は5日正午に開始されると、6日午後7時45分の段階で10万人を突破。約49時間で20万人に達するという、猛烈なスピードだ。
 
 東京五輪をめぐっては、国内外から開催に批判的な声が噴出。6日にIOCのバッハ会長が、五輪参加者に米ファイザー社のワクチンの無償提供を表明したものの、国内では医療従事者や高齢者の接種もままならず、ネット上で「なんで五輪ばかり優遇されるんだ!」と火に油を注ぐ事態に陥っている。