1964年東京五輪バレーボール女子で金メダルを獲得し、〝東洋の魔女〟と言われた日本代表のエースアタッカーだった井戸川(旧姓谷田)絹子さんが4日に脳出血で死去したことが6日、明らかになった。81歳。葬儀・告別式は家族葬で行われた。

 大阪・四天王寺高、日紡貝塚で主力としてプレー。スパルタ指導で知られる故大松博文監督率いる日本代表では、長身(168センチ)を生かして攻撃の中心選手として活躍し、東京五輪では金メダル獲得に大きく貢献した。

 井戸川さんは、2018年3月3日付の本紙「東スポ2020 現場最前線」に登場。大松監督の厳しい指導や思い出話を語ってもらった内容は好評を博した。