沖縄県那覇市は11日までに、1歳6か月児健診の会場でクラスターが起きたと発表したが、その報道をめぐってNHKが炎上している。

 発表によると、4日に実施された健診のスタッフ、受診者、保護者の6人が新型コロナウイルスに感染。受診した子供の保護者が5日に陽性と判明し、その後、スタッフらの感染も確認されたという。

 この件をNHKは「マスク未着用でせきで拡大か 健康診断会場でクラスター発生」とのタイトルで報道。感染した保護者は母親で、マスクのヒモが切れたために約10分間、マスク未着用だったと指摘した。その間に母親がマスクをしないまま咳をしていたことで感染が広がったという、地元保健所の見解を伝えていた。

 これに対し、マスクの効果に懐疑的な人たちがネット上で批判したことで大炎上。「マスクってそんなに効果ありましたっけ?」「魔女狩りだよ」「まるで犯罪者扱い」などと疑問の声が続出した。漫画家の倉田真由美氏もツイッターで「検証されないからとテキトーなことばかり、こんなのが報道か」と怒りをにじませた。

 確かにマスクのヒモが切れてしまうことはあるだろう。マスクの効果に懐疑的な男性は「複数の感染者が出た場合、自分だけがノーマスクだと感染源扱いされかねません。マスクのヒモが切れた時のために予備マスクは持っておくべきです。もちろんマスクに感染予防の効果があるというわけではありません。あらぬ疑いをかけられないための予備マスクです」

 さらに「私もデパートでマスクのヒモが切れましたが、店員がくれました。予備がなくとも自己申告すれば意外とマスクは手に入るでしょう。また基本的には、咳が出るなら外出しないことですね」と話していた。